今回はスクールで行なっている1対1の練習について書きたいと思います
少年サッカーでは11人制から8人制へと人数が変わり、試合の人数が減ったことによってコート内のスペースが多くなりました。
それによって味方の選手同士の距離感が広くなり、試合の中での1対1のシーンが昔と比べて増えていると思います。
つまり、1対1で勝てる選手が試合の中で活躍する傾向が強くなっているということです。
スクールでは2種類の1対1を行っており、勝敗へのこだわりを強く持って取り組むことを意識して練習をしています。
【ディフェンス重視の1対1】
オフェンスの選手が後ろにディフェンダーを背負った状態で1対1をします。
ポイントは相手が後ろを向いているというディフェンスが有利な状態なので100%の力でボールを奪いにいくところです。
カラダを強くぶつけにいく、ギリギリのとこをスライディングでボールに触るなどその局面を厳しさをもって取り組むことを意識しています。
【オフェンス重視の1対1】
自分の前にいる相手をドリブルで突破してマーカーの間を通過するというとてもシンプルなものですが1対1の距離を調節することで2種類のドリブルを練習することができます。
スタートポジションからゴールであるマーカーまでの距離を長くすると縦へ行く意識が強まり、推進力のあるドリブルを鍛えることができます。
逆にゴールまでの距離を短めに設定するとあまりスペースがない局面での1対1となるので狭い局面を打開するドリブルを鍛えることができます。
両方とも意識していることはドリブル時に自分のトップスピードを出すことです。
足があまり早くない選手でも相手は進行方向に対して後ろ向き、前に出るタイミングはオフェンス側が決めることができるので自分のトップスピードを出すことができれば相手を抜くことは可能です。
この1対1ではゲームの中で自信を持ってドリブルを仕掛けられる選手になることを目標としています。
どちらの練習でも球際の激しさを意識して厳しい争いの中で1対1の強さを磨いていきます
常に勝敗にこだわって攻守共に1対1が強い選手を目指していきましょう